ウルトラライト 登山とテント ー 軽量化とおすすめブランド

ウルトラライト – Ultra Light この単語が浸透してきたのはコアなキャンパーだけかもしれません。登山やクライミング、自転車と徒歩キャンプをする方はご存知ですがまだまだ世間には知られていない単語それが「ULキャンプ、ULギア」です。今回はそんなULギアや軽量化について書かせていただくので、興味がある方は是非ご覧ください!またおすすめのブランドについても紹介していきます。



ULキャンプULギアとは?

キャンプ、アウトドアに精通している方は「UL」という言葉を聞いたことあるかもしれませんが、このULとはいったいなんなのかというと、とても簡単でウルトラライト、Ultra Lightの略称です。日本語訳でいうと「とても軽い」という意味ですね。

バックパック一つでキャンプや旅をする場合、当然人間が背負って行動できる限界があるので軽量化というのは必然的に必要となっていきます。しかしながら、水や食料というのは人間が生きていく上で欠かせないものなのでそれ以外の部分、つまるところギアの軽量化というのが目標となっていくわけです。

ギアの軽量化では必要なものを取捨選択したり、ギアの種類を選んだりしながら快適性と必要性を考えながら自分のキャンプスタイルに合わせて行なっていきます。

現代では技術力の向上によりより軽量なテントや寝袋が毎年続々と発表されて販売されています。もちろん軽量化という部分で普通のアウトドアギアよりはお値段が高いものも多いですがよりチャレンジングでエクストリームなアウトドア、例えば登山キャンプ、クライミング、雪山キャンプでは少しの重量が行動力を変える、つまるところ自分の命を繋ぐことにつながってくるわけです。

もちろん、そんな大袈裟なアウトドア体験をしない方でも軽量化により旅が快適になったり、軽い登山程度なら重さを感じずに体験できたり、女性や体力の落ちてきた年配層にとっては重いギアを使わない分助かるなどULギアを求める理由は多種多様です。


軽量化に向けてやるべきこと

ギアの軽量化について、まずULギアを購入する前にできることがあったりするので順序立てて各ステップごとに紹介しようと思います。

①ULギアを購入する前に

バックパックを背負ってキャンプする場合は一般的には食料と水を入れて最低でも10kg前後を目標としていきます。まず自分の装備の総重量を出してみましょう。また食料と水を入れてどのくらいになるか計測してみましょう。

②必要なギアを取捨選択しましょう

例えば夏の時期には場所によっては寝袋が入らなかったり、衣類も軽量化できます。逆に冬の場合は暖を取るためにダウン類が必要になるのでより上級者向けとも言えるでしょう。また椅子を持っていくのかキャンプファイヤーをするのかでもギアの選択は重要ですね。

③軽量化の優先度について考えよう

こちらがとても重要です。ギアを軽量化する際には重いものから軽量化しましょう。例えばテントや寝袋、バックパックの優先順位が高いです。テントで言うと最軽量クラスで700gほどですがタープテントではもっと軽かったりと近年はULブランドの進歩が目覚ましいです。

バックパックについては注意が必要です。ULのバックパックは背中にパッドが入っていない物が多く、初心者には不向きという意見が多いです。購入する場合は背面パッドに何を使うかも考えないといけません。筆者的にはULでは900g ~700gのULバックパックよりもしっかりとした作りの1kg ~1.4kgほどのものが初心者向きかと思います。

また行動スタイルによってヒップベルトが必要かどうかも重要です。1日に1−3時間ほどしか行動しないのであれば必要ないかもしれないですが、長時間の歩行や登山の場合はヒップベルトがあった方がいいと思います。

しかしながら冒頭で書いた通り、ULギアというのは総じて高額です。テントで40000-70000円、寝袋で25000-40000円、バックパックでも2万円をこえるものは珍しくないです。金額に関してはご自身で検討して妥協できるものはある程度の軽量ブランドでいいと思います。私は寝袋とバックパックはULギアではありませんが体力と気合でカバーしています笑


おすすめ軽量ブランド

こちらではおすすめのブランドを紹介していこうと思います。

MSR
Mountain Safety Research(MSR)は軽量で良質なギアを出しているアメリカのブランドです。ロゴがかっこいいのもポイントが高いですね。こちらのメーカーは登山系のギアを出しているので登山をする方にはお馴染みのブランドでもあります。

ちなみに私はテントや調理系のバーナーなどを愛用しています。特に2022年モデルはさらなる軽量化によりまさしくULテントと言えるものが多数あります。

MSRのWebsiteはこちら


mon-bell
日本の有名ブランドモンベル。コストパフォーマンスに優れたギアを出しているので初心者やハイエンド系のギアは求めていない方はとりあえずモンベルを検討されてもいいと思います。モンベルの寝袋は重さと大きさが素晴らしくコンパクトで軽量なモデルがあります。他にも軽量系有名ブランドHelinoxの正規代理店でもあるので椅子やコットで軽量のものを扱っています。

mon-bellのWebsiteはこちら

EVERNEW
日本のULギアを扱っているブランドの一つです。チタン製のクックウェアに定評があり、驚くべき軽さと耐久性を兼ねたギアを売っています。また私はEVERNEWのウォーターバックも愛用していて携帯製と軽さ、ともに素晴らしい作りとなっています。

EvernewのWebsiteはこちら


海外系ULブランド
海外ULブランド”正直、テントは海外のブランドの方がより軽いものが多い印象です。例えばSix Moon Designsのluna soloなどをULキャンパーにはとても有名ですよね。他にもまだまだ日本では知名度が高くないものが多いので違う記事でまとめていこうと思います。

Sea To Summit
シートゥーサッミトは軽量なシェラフやエアマットを出しています。特にエアマットやエアピローは多くのULキャンパーが愛用していますよ。日本のブランドではないので日本語ウェブサイトはないですが代理店やAmazonなどで購入できます。最軽量クラスのギアを多く出しているので気になる方はチャックして下さい!

山と道
山と道は日本のブランドでULキャンプパーに向けたギアを出しています。バックパックやマットが有名ですね。特にバックパックのThreeは欲しいギアの一つです。受注生産のギアもあるので購入したい方は置いてあるショップに足を運ばれる方がいいかもしれません。

山と道のWebsiteはこちら

安価系ULブランド
現代ではネットで中華系や韓国系のブランドを購入することもできます。安価とは言いますが、ある程度の値段はするので注意してください。例えばNature hikeやMobi Gardenなどコスパに優れたものが多くあります。もちろん最軽量クラスのテントはないですがそれでも1kg前後のスペックですよ!ネットではスペックの記載があるのでそちらをみて検討してみてください。私はMobi Gardenのテントを持っていますが、とてもいいのでおすすめしたいテントの内の一つです。

他にも色々、おすすめのブランドはあるのでブランドごとに記事にしていこうと思いますので是非ご覧ください!他にもアウトドアの記事をまとめているのでそちらもみていただけたら嬉しいです^^