フィッシュフック アクセサリー・DIYでボーンカービングしてみた!!

フィッシュフック アクセサリーって聞いたことありますか?あまり日本では馴染みのないアクセサリーなので知らない方もいると思います。南国の方では有名なアクセサリーでお土産や特産で売っていたりします。使われる素材で意味が変わったり、見た目がとてもアウトドアライクなアクセサリーなのでぜひお見知り置きを!

今回はそんなフィッシュフックアクセサリーをDIYで自作してみたので詳細と感想についてです!!


自作したフィッシュフックアクセサリー。錨方とフック型の二種類

フィッシュフックアクセサリーとは?

フィッシュフックアクセサリーとはネックレスの一種で、釣り針(フィッシュフック)状の飾りがついたネックレスのことです。ハワイや南国などで有名なアクセサリーで伝統的には漁師や船乗りが身につけていたアクセサリーとして有名です。

実はこのフィッシュフックアクセサリーには意味があり、釣り針状の飾りで幸運を引っ掛けるという意味があります。また自身の心臓に針がくる向きにする事によって命を引っ掛ける、命を守るという意味にもなります。安全のお守りとしての意味もあるわけですね。

材質は様々ですが、貝殻や大きな魚の骨、イルカの骨や水牛の骨などの動物の骨を使って作られます。動物の骨を削って作る工芸品をボーンカービングとも呼ぶのでフィッシュフックアクセサリー=ビーンカービングという認識で間違いはありません。

今回はそんなフィッシュフックアクセサリーをハンドクラフト(自作)してみようと思いまして水牛の骨をネットで購入してみました。ハンドクラフトの詳細は下をご覧ください!


ボーンカービングについて!素材の種類について

先ほどボーンカービングについて触れたので、こちらについても少し解説していきます。ボーンカービングの単語ととしての意味は「骨を削る」という事です。動物の骨や角などを加工して、アクセサリー、食器、工芸品などを作ることをボーンカービングと呼びます。

ボーンカービング自体は世界中の国々で伝統的に行われていたことでもあり、島国であればフィッシュフックアクセサリーから大陸の国々であれば鹿や水牛の骨やツノなどを使って作られた食器類などがあります。

筆者もカナダの先住民の街で鹿の角からスプーンを加工する体験をしたことがありますが、そのまま綺麗に削ってお守りやナイフの鞘などに使うとも聞きました。

有名なボーンカービングの素材でいうと牛骨や水牛の角が一番最初にくるでしょうか。水牛の角には種類あり黒い物や黄色い物、白い物が存在します。こちらは水牛の種類によりますし黒水牛であっても個体差で白っぽい角などもあります。

次に有名なのはサメの歯でしょうか。サメにも種類がたくさんありどのサメの歯によるかで大きさや形状が違ってきます。ペンダントなどに加工されることが多いですね。

他にも狼の歯や鹿の角などもあります。動物によって意味やモチーフが異なるのでボーンカービングの火加工品を購入する場合はよく調べてから購入してみましょう。また値段なども一点ものが多いのでピンキリなのも特徴です。


実際にDIYしてみた感想と難易度!←重要です★★★

さてさて本題はこちらです。今回は実際にネットで水牛の骨を購入して加工してみました!値段や難易度について記述させてもらいます。

加工法①水牛の角を輪切りにする。

今回購入したのは直径7センチX7センチほどの長さの水牛角です。輪切りにしたものもありましたが今回は角の一部丸々を購入して自分で輪切りにしてみました。この角の一部だけでアクセサリー材としては7個くらいは作れそうです。

加工法②形を切り取り成形する

輪切りにした後に楕円形になった材料を糸鋸と鋸で切り抜き大まかな形を成形します。この後はひたすら鉄ヤスリで好みの形になるまで削っていきます。加工の際は粉が多く出るので新聞と掃除機が必要でした。(または外でやるか)

加工法③ヤスリで磨き上げる

好みの形まで削れたら後はサンドペーパーで磨いていきます。今回は#100,#320,#800,#1200,#2000を使いました。感想としては100は荒すぎてほとんど出番がなかったです。上の様に荒さが取れてきたら後は高い番号の紙やすりで磨いていきます。2000以上は必要ないかもしれませんね。

ネックレス材としては革紐を選びました。接続部にはロウビキ糸というものを使うのが一般的な様なのでそちらを購入しました。どちらも家の近くの手芸品を売っているお店で売っていましたが、近所や購入する場所がない場合はネット通販でいいと思います。

ロウビキ糸の結び方はコツがあり、筆者もまだまだ上達途中ですがYoutubeなどに載っているのは参考にしました。

加工法④ネックレスとして仕上げる

上↑が今回の最終的な作品です!2000番台の紙やすりを使ったことにより自然と艶が出ました。接続部の結び方やネックレス材についてはまだまだ改良の余地があるので今後の上達に期待ですね。

さて気になるお値段ですが、今回は水牛の角の一部で5500円ほどでした。他の費用としては万力や鉄ヤスリと紙やすりが全部合わせて5000円ほどです。革紐やロウビキ糸などは色々合わせて1000ほどで購入できます。

どうでしょう?意外と素材は安価で購入できますよね。しかしながらこのアクセサリーを一つ作るのに少なくと10時間以上はかかっています笑。もちろん初回であり試行錯誤しながらでしたし、その時間もハンドクラフトが楽しい没頭する時間なので魅力の一つでもあります。

もちろん、電気工具や器材を使えばもっと早く細かい装飾などもできると感じましたが、DIY・ハンドクラフトとしてはやはり自分の手で加工するのが一番かと思い挑戦してみました。

今回作ったものだけではなく、今後より良い商品化できるレベルのものが作れたらこのウェブサイトで販売もしてみようかと思いますので、その際はぜひ購入を検討してみて下さい!


欲しい方への購入方法とアドバイス

フィッシュフックアクセサリーが欲しい方は少々お値段がしますが実際に作ってみてネットやお店で購入するのが一番だと感じました。有名サイトや個人サイトなど数多くのサイトで販売されています。凝ったデザインのものは大手のサイトに多い印象です。

現地の実際のフィッシュフックアクセサリーが欲し場合は、海外へ旅行した際に現地で見てみると良いでしょう。ネットで売っているものよりシンプルなデザインが多い印象ですが、値段も安いかもしれません。

また、筆者の様に自作するのもまた面白いですがあまりおすすめはしません。ある程度の根気とやる気、時間が必要になりますので。やってみたい方はご気軽にサイトのお問い合わせフォームから質問いただけたらお答えできる範囲で解答します!

もし作ってみたい方にアドバイスをするならば、水牛角は輪切りのものを購入した方がいいと思います。角丸々から輪切りにする作業が一番大変でしたので。またチリや切った粉末と端材が大量に出るので汚れても良い場所や環境を選びましょう。

意外とフィッシュフックアクセサリーのDIY記事なかったので少しでも、今後試される方の助けになれば!