カナダのキャンプ 情報・日本とは違う!?海外のキャンプ場で気をつけたい事5選!

日本のキャンパーの皆様こんにちは!今回は海外でのキャンプ情報をお届けします。カナダのBC州に住んでいた経験がある筆者がお送りする、海外でのキャンプで気をつけたいこと5選です!!日本のキャンプ事情と違う事や逆に面白いこともあると思うので是非ご覧ください!


カナダのカヌーの写真です^^

1.まず初めにここが違う!予約について

予約については日本全国でも数あるキャンプ場ごとに様々ですが、カナダのBC州のキャンプ場では基本的に2パターンに分かれます。

まず何が違うのか?

一つ目は国立公園のキャンプ場に泊まる場合です。カナダのBC州は80%以上が森林に覆われている土地で日本とは違いその内のほとんどは国有の土地です。必然的に多くのキャンプ場は州立公園にあるので運営も国立公園管理員の方が行っています。BC州の公式ウェブサイト BC Parkというサイトからこの国立公園内にあるキャンプ場は予約をすることができます。ウェブサイトはこちら(英語表記なので注意してください!)

もう一つは日本のように民間や会社の方が運営している私営キャンプ場です。こちらをプライベートキャンプ場と呼びます。こちらはウェブ予約などはないサイトが多いので電話で直接連絡を取るか現地に行くのが良いです。有名なキャンプ場などは数ヶ月前(シーズンが始まる春ごろから)予約をとる必要があったりとそこは日本と変わらないかもしれませんね!

ここがポイント!

国立公園キャンプ場の大抵は区画サイトですので、区画ごとの番号のところに予約済みの場所かどうか記載されている紙が貼ってあります。何も書いていない場所は予約がされていない区画ですのでそこでキャンプをしていると、見回りにきた管理人の方がきてそこでお金の支払いとなります。現金のみがほとんどですので注意してください。また入り口に管理ゲートがあるタイプのキャンプ場はそこで料金を払う場合が多いです。

予約についてですが、国立キャンプ場の場合は結構難しいというのが使った感想です。キャンプ場の名前などを選択しなければいけないのですが、そもそも行ったことがないと英語でのキャンプサイト名を知らなかったりと予約段階での難易度は高めです。

どこでもキャンプできれば良いというかたは、地図から選択できたりと場所を選ばない場合は特に問題がないです。(英語ができれば)

プライベートキャンプ場の場合はそのキャンプサイトのウェブサイトや電話番号から連絡をとって予約を取れば良いのですが、電話の場合は英語で予約を取る必要があるので、こちらは英語力が必要となります。


2.キャンプファイヤー事情について

キャンプファイヤーについてですが、ここは日本と大きく違います。ほとんどのキャンプ場ではファイヤーピットという焚き火やBBQをする場所が設置されており、そこでキャンプファイヤーを楽しむ事になります。日本の場合は、焚き火場所があるところもありますが、近年では基本的に皆さん、焚き火台を持参しますよね。ここが大きく違います。

また焚き火の禁止期間があるのも注意が必要です!カナダBC州は夏季になると雨が降らなくなることが多く、大変乾燥します。そのため7月、8月、9月はキャンプファイヤーが禁止されている場合が多いです。こちらは州が定めておりこの期間に焚き火をすると罰金が発生するので注意してください!この禁止期間については毎年の雨の状況によって変わるのでこまめに確認が必要です。

また国立公園ごとにガイドラインが定まっており、焚き火禁止の場所があるのでそこでの焚き火はやめましょう。薪や焚き付けは日本と同じくホームセンターで売っているのでそこで購入しましょう!また、郊外のガソリンスタンドには大抵薪が売っていますので覚えておいてください!

ここが注意事項!

注意したい点としては有人のキャンプサイトでは焚き火が禁止されている場合は、禁止の旨について言われますが無人のキャンプサイトで禁止期間中に焚き火をしてしまうと、パトロールにきた管理人などにかなり怒られたり、罰金を要求されたりする事です!他の人が焚き火をしているからと油断したりしていると不要なトラブルの元になったりするので注意してください!


3.近くのお店について

カナダでキャンプをする際に注意しておきたい事は、基本的に郊外にお店がない事です。

BC州では広大な土地に点々とキャンプ場があるため、近くのお店まで1時間かかるなどザラにある話です。また最短のお店でもガソリンスタンドのみなど、行く前に食材や買い物を済ませる必要があります。

日本のキャンプ場ではとりあえずキャンプ場に行ってから、食材や必要なものを買い出しに行くことができますが、カナダではそれはやめておいた方がいいでしょう。また多くのお店の閉店時間も基本的に日本より早いのでそこも注意してください!カナダで24時間営業のお店はほとんどないので(ガソリンスタンドにあるショップくらい)日本の感覚とはまた違いますね!

また日本のキャンプ場では受付に売店があるところも多いですが、基本的に売店などはないのであしからず!


4.水場やシャワー、銭湯について

水場やシャワーについても日本と違うことが多いです!そもそも汲み取り式のトイレだけでシャワーはおろか水場もないことがあります。また日本のキャンプ場とは違い炊事場の設置はあるところの方が珍しいです。

特に国立公園にあるキャンプ場はシャワーがない場合が多いですね。水場も蛇口があるだけの場合がほとんどです。また当たり前ですがトイレは日本とは違い絶対に洋式です笑。銭湯という文化が海外にはないので、シャワーを浴びる手段は限られています。

珍しいですがサウナの文化は多少あったりするのでサウナ小屋が設置されている場合もあります。一方、プライベートキャンプ場ではシャワーが設置されているところが殆どです。この場合は洗濯機なども一緒においてあります。しかし値段が違く、国立公園内にあるキャンプ場は基本的に安価でプライベートキャンプ場は多少値段がします。(ホテルに泊まるよりは安いですが)

ここは重要です!

またシャワーの際にはコイン(1ドルや25セント)が必要な場合が多いのでキャンプに行く際は多少の小銭を持って行くと便利です。

水場やシャワーは連泊をする場合は必要になってくると思うので、周囲の情報を要確認してから行くのが絶対になります!


5.野宿/野営ついて

カナダと日本での野営事情は違うところもたくさんあります。野営とはキャンプ場として指定された場所以外でのキャンプ泊ですが、日本の場合は山林の多くが私有地という点に注意が必要です。私有地なのでもちろんそこで野営、野宿をする場合は許可が必要ですが野営をする方は殆ど許可などはもらっていないと思います。

カナダな場合は山林は州または国のものなので、特定の個人に注意される事はないです。しかしながら、場所によっていは保護地域や特定地域に指定されている山林も多いのでそこでの野営は禁止です。場合によっては森林管理員に注意や罰金をもらうことになります。

またカナダは熊の生息域がとても広く、多くの山林には熊が生息しています。基本的に人間を避ける熊ですが、野営などで熊の縄張りに入ってしまうと攻撃されることもあります。カナダ人は小学生から大人になるまでの過程で熊との安全講習を何回も受けているので対応を熟知していますが、知らない日本人が野営をするのはあまりおすすめできる行動ではありません。もちろん、道沿いで車中泊などならある程度安全ではありますが笑

今回は日本とのキャンプ場の違い5選を紹介しました。いろいろな注意点や気をつける事についてでしたが、それでも日本とは違う広大で圧巻な自然の中でキャンプができるので皆さんも一度カナダに行ってみてください!!

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