再生可能エネルギーとは ? 風力発電の問題点・自然環境にとって

再生可能エネルギーとは ? 一体なんのエネルギーなのでしょうか。みなさん一度は聞いたことがあるはずのこの言葉について考えたことはありますか?太陽光発電、水力発電、地力発電や風力発電など再生可能エネルギーを利用した発電方法はたくさんありますが、今回はその中でも陸上型風力発電について触れていきたいと思います。

メリットとデメリット、問題点について書いていきますので環境保護、エネルギーについて興味があれば是非見て行って下さい!



再生可能エネルギーと風力発電について

まず最初に再生可能エネルギーとは一体なんでしょうか?再生可能エネルギーとは太陽光や風力や水力などの資源が尽きないエネルギーを指す言葉です。対照的なものとして石油や石炭などの化石燃料や天然ガスなどの資源エネルギーが存在します。

私たち人間は昔は化石燃料によるエネルギー開発をしていましたが1900年台の後半からは資源の枯渇や環境汚染などの問題点に着目し太陽光、風力や水力による枯渇しないエネルギーの開発に力を注いできました。

現在ではダムなどでは水が上から落ちる力によるエネルギーを利用した水力発電、山や平地など広い場所では太陽光を利用した太陽光発電、風が強い場所での風力発電など様々な再生可能エネルギーを使った発電システムが存在します。

今回はその中でも風力発電について深く掘り下げていこうと思います。風力発電には大きく分けて二種類あり、一つ目は丘や山岳部の風が強い場所に建てられる陸上型風力発電と海上に建設される洋上型風力発電が存在します。

風車をイメージしてもらえればわかりやすいと思いますが、風力発電の特徴として風の力を回転するブレードで受け(風車)それにより風車が回ることによる運動エネルギーを発電機によって電気エネルギーへと変換しているのです。

古典的な風車はかなり昔から存在し、昔は風車は風の力を運動エネルギーに変換し麦などの穀物を粉砕や潰して粉状にするのに使われてきました。現代ではそれをより便利な電気というエネルギーに変換しているわけですね!


風力発電のメリット、デメリット

風の力を電力に変換している風雨力発電ですが、素晴らしいメリットと共にデメリットも存在します。そんな良い点と悪い点について紹介していきます!

風力発電のメリットは?

風力発電の最大のメリットは再生可能エネルギーの中でも持続的な安定性があることです。太陽光は夜の間は発電できませんし、雨や雪でも発電量はガクッと落ちます。

水力発電もダムの水の量によって発電できるかどうかが決まってしまいますし、建設に巨額の資金が必要になるのがマイナスポイントですよね。しかしながら風力発電は日中から夜間まで持続的に発電ができるのが最大の魅力です。

また建設場所として海の上の洋上型の風力発電も導入できるのもメリットの一つです。海の上であれば建設プランや地形についての考慮が減り導入の負担が減ります。また風力発電は発電効率も良いとされており期待の未来型発電機の一つです。

風力発電のデメリットは?

風力発電のデメリットとしては風に左右されるところが一番大きいでしょう。無風の状態では発電ができないので場所や地域を選ぶのもデメリットです。よく建設されている場所は山や丘などの風が強い場所、海岸線沿いなどの海風が期待できる場所に建設されます。

また周囲の建物に振動を与えると言われており、住宅街などには不向きな発電機なのも事実です。これは他の再生エネルギーを使った発電システムにも言えることですが、自然による災害被害もデメリットとして捉えられます。

風力発電であれば台風雨や落雷による故障や破損のリスクはありえますし、風向きによって発電効率も下がってしまうのが風力発電機です。


今問題になっている陸上型風雨力発電について

メリットが多い印象の風力発電ですが自然環境を壊している問題点もあります。現在何が問題になっているかというと日本で陸上型風力発電が建設されている場所が保全林を含む環境的価値が高い場所を含んでいることです。

保全林とは国によって定められた水源に関係する山林や土砂流失を防ぐために価値が高いと決められている土地のことでこれがないと災害や水害などが起きる原因となるものです。

驚くべき事実としてなんと大半の陸上型の建設が保全林を一部含む土地で行われています。また日本にある原生林に近い山林も多くの陸上型風力発電の建設場所に入っておりこちらは野生動物や自然環境として非常に大切なもので本来は保護されるべき土地でもあります。

陸上型風力発電所は機材や開発により森をある程度切り拓かなければならないため道路の開拓などでもそういった自然的にも価値が高い場所が伐採、破壊されているというのが事実です。

残念なことに風力発電の土地の剪定は事業者がおこなっており、採算重視になりやすく自然環境の保護を第一に考えられた建設は行われてはいません。現在日本は、CO2の削減や次世代のエネルギー開発に力を入れていますが、何十年後かにもっと価値がある日本の自然が元に戻らなくなる未来が来るかもしれません。


環境保護と自然について考えるべきこと&出典

今回記事にさせていただいた陸上型風雨力発電のシステムは間違いなく今後の地球環境を守る上では欠かせない発電システムとなっていくことでしょう。しかしながらどんなに良いシステムでもそれを作る過程で自然環境を壊していては元も子もない話です。

この問題は何も風力発電だけに限った話ではなく、我々のみじかなところにあるエコロジーに関係した事や商品などについても同じことが言えると思います。必要なのは単純な目先の成果ではなく理解して総合的に判断することで環境保護と自然を守る事につながっていくのです。

みなさんも、数あるエコに関係するお話や商品を目にしたときには本当にそれがエコなのかどうかを考えてみて下さい!いち個人がやる活動には限界がありますが、僕たち日本中にいる多くが考え活動する事によって日本の環境は守ることができるのです。

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