「Ecology」自然と環境について-海外で学んだ生態学について

Ecology についてどれだけ考えで生活していますか?僕たち人間は近年では社会的に環境や自然についての問題をを解決するように様々なアクションをとってきました。一度は聞いたことあると思いますが、それはCO2についてだったり、水質汚染や森林破壊、絶滅危惧種など何かしらの問題を耳にした事があると思います。また最近はエコバック、リサイクル商品など日常生活においても環境や自然について考えられたアイテムが多くありますよね。今回は筆者自身が海外(カナダ)の生態学(Ecology)で学んだことについてアウトドアを絡めて書かせていただきますので気になる方はぜひご覧ください!


自然と環境について

生態学について、Ecologyとは?

日本では生態学、Ecologyについては、小学校、中学校の義務教育でみなさん多少は学んでいるはずです!一言でこの単語を説明してしまうと自然環境の中のシステムについてです。

自然環境の中には植物や動物、菌や無機物など数多くの要素がありそれぞれが繋がって森や川、山や草原などの環境を創り出しているのです。

もちろん一つの植物に関しても、様々な要素と細胞や組織同士がが絡み合って葉っぱや幹、根っこなどが出来上がっています。

大きな観点からは動植物がどのように共存、競争し生存しているのか、小さな観点からは葉や根や動物がどのように生きているのか。

それぞれその中には生きていく為の仕組み(システム)がありそれを理解するのが生態学です。

生態学は大きな分野なので全てをこのページで説明することはできませんが、例えば「森」という環境ができあがるには気候と土の性質によって(土の粒が細かい、粗いなど)そこに育つ植物は決まってきます。

また動物は住処や食事を求めて植物があるところに来ますが動物がいることによって森以外からの栄養が運ばれますよね(糞や死骸など)。

それを分解する細菌や虫などがいることによって栄養素となって植物に還元されますね。このように「森」ができるまでには様々な要素が絡み合って「森」という環境が形成されるのです。

自然環境で何が起こっているかを理解するには、動物や植物、菌類や虫について詳しく知る必要があります。彼らが何を好むのか、どんな所に生息するのか、生存に必要な要素は何なのか?

その情報量は膨大で自然というのがいかに雄大で大きな物なのかを学べば学ぶほどに理解させられます。

また地球単位で見れば人間という我々もまたその「環境」の一部分だということも知るべき重要な事です。


何が重要なのか?Ecologyについて考えるべき事

生態学、Ecologyを学ぶことで我々人間が何を考えるべきか、何が重要かが理解できます。僕たち人間は現代でこそ自然から離れて暮らしている人も大勢いますが、100年や200年前にはもっと自然と共存して暮らしていた人は多かったでしょう。

現代では自然離れと共に自然について考える機会もなくなってしまいました

Ecologyを考える上でとても重要なのは循環です。水が何年もかけて循環している話は聞いたことあるかもしれませんが、それと同じようにどんな自然環境の中でも循環が起きています。

それは先ほど説明した「森」という環境での栄養素の循環もそうですし、大きなスケールで話せば森が形成される過程そのものも循環しています。木々は大きく育ちますが、生物なので寿命が必ずあります。それは森林火災や台風や洪水などによって寿命を迎えることもありますし朽ちて倒れてしまうこともあります。しかしながらこの災害や寿命を自然環境の循環にとっては大切な一部というのを忘れてはいけません。

生物が寿命を迎えることによって、他の生物にとってはその環境で生き抜くことが有利に働くように、本当に多種多様な生物が繋がって競争しあって出来上がるのが自然です。その循環のスケールはもしかしたら100年や200年かかる事も当然あります。

 重要! 

しかしながら我々人間の寿命は精々100年程度ですが、今現在僕たちが起こした行動がのちの200年後に影響を与えるかもしれないのです。それを理解して自然に対する姿勢を保つことが重要だと思います。

身近な例で言うと外来種などの存在です。本来そこに生存しない生物が人間の手によって運ばれ繁殖してしまう例がここ10年で度々聞くようになりましたね。この話も外来種が運ばれたのはきっともっと前の話ですが、繁殖しそこで外来種が生態系を確立するのに10年や20年の時間がかかっているはずです。

このように僕たち人間が起こした行動が自然環境に影響が出るのはもっともっと後になることを覚えておきましょう!


アウトドアにおいての生態学

日本ではコロナの影響もあり絶賛キャンプブームですよね。それにより多くのキャンパーが日本各地でキャンプをしていますが、考えなければいけないことも多々あります。ここでは注意したい事をピックアップして話ていこうと思います。

*やってはいけない行動ではないので安心してください。状況や場面により問題のない場合も多いです。

薪を周囲から拾ってくる行為

キャンプ場によりますが、あまり手の入っていないキャンプ場だと周囲に薪になりそうな倒木や木片が転がっている事がありますよね。まず第一に、倒木も自然環境の一部だと言うことを理解してください。

その木片は周囲の虫や菌の住処であり食料でもあるのです。果てにはその朽木は次の世代の樹木が育つ栄養素として循環しているのです。森の中の多少の倒木を薪として使うには問題がありませんが、くの人が同じ行動をしてしまうと、生態系を崩す一因となるのでご注意ください話が矛盾してしまいますが、枝や枯れ葉などを焚き火の着火に使うことは多いのであまり気にしすぎも良くないと思います。

焚き火の後の灰の処理や直火について

近年は灰の処理について話題になることも多いですのでこちらにも触れておきます。灰と直火について考えるにはその場所の自然環境について考えることがもっとも重要だと思います。もしそこの自然が乾燥していて山火事が起こり得る土地なのであれば、直火の後や灰を多少残しておくのは何ら問題はないと思います。(もちろん人数や規模によりますが)

なぜならそこの環境では数十年や数百年に一度は火災で自然が循環するシステムが元々あるからなのです。しかしながら川辺や湿度が高い場所どうでしょう?そこで焚き火や灰を残して帰る行為は本来起こり得ない事を起こしているわけで環境破壊その物だと言えます。このように場所や環境を考えて焚き火を楽しむに必要があります。

トイレの場所や残飯について

山の中でトイレがない場合は山中でトイレをする必要がありますがこちらも注意が必要です。誰も入らない自然の中で人間が多少トイレをする場合はむしろ環境的にメリットとして働く場合がありますが、登山道や自然道などの人が多く利用する場所で多くの方がトイレを野外でしてしまうと環境汚染になってしまうので注意が必要です。

現に有名な登山道や自然の中でキャンプ泊ができる場所では指定の場所以外のトイレを禁止しているところが多いです。残飯も同じく、栄養として多少は自然環境にとっては良い方向に働きますが、多くの方が捨ててしまうと栄養過多により植物にはデメリットとなり得ますのでご注意ください。


まとめ。Ecologyについて

まとめになりますがアウトドアにおけるEcologyで重要なのは循環につて考えることと影響を考える事です。もちろんそれには、必要な知識が少なくない量いりますがそれは自然中に入る以上大前提の条件だと考えてください。

大袈裟になってしまいましたが、キャンプ場でキャンプを楽しむ場合はそこのキャンプ場のルールに沿って楽しんでいただけたら特に問題はないです笑

今回は僕がカナダで学んだ環境についてでしたが、少しでも皆さんの知識になりアウトドアをより楽しんでいただけたら嬉しいです!

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