しまなみ海道 の秘境 – サイクリングで行ける見近島キャンプ場!!

しまなみ海道 でキャンプに興味はありますか?みなさま、こんにちは!今回は知る人ぞ知るサイクリングで行ける秘境キャンプ場の紹介です!!その名もしまなみ海道にある見近島キャンプ場(野営場)!無人島にありアクセス方法も限られていますがキャンパーには人気なこのキャンプ場に行ったので詳細を書いていこうと思います。

海の真横にあるキャンプ場、見近島キャンプ場
見近島キャンプ場の上から撮った写真です^^

見近島キャンプ場について

見近島キャンプ場ですが、知る人ぞ知るそのキャンプ場の場所は四国のしまなみ海道の途中にあります。伯方島と大島の間にある見近島ですが現在は無人島となっています。そのため行きたい方は広島の尾道から南下するか、愛媛の今治から北上するしかありません。途中といいましたが、場所的には今治側にあるのでそちらからのアクセスの方が近いです。

映画や本でも出版されていますが、しまなみ海道といえば村上海賊が有名ですね。この見近島はその村上海賊が駐屯地として使用したことでも有名です。しまなみ海道を建設する際に遺跡調査をしたところ、痕跡が発見され直接高速を繋ぐのではなくこの島を跨ぐように伯方島と大島に伯方・大島大橋が建設されたそうです。

無人島となっていますがキャンプ場があり、水場やトイレもあり隠れキャンプスポットとして人気になっています。キャンプをされる際は予約などはないので、先着順となります。サイトもフリーサイトなのでキャンパーの方々は好き好きに芝生の上でテントを張っています。

今治市の公式サイトから見近島の情報が載っています。ウェブサイトはこちら

写真↑はお昼頃なのでテントは少ないですが、この日は平日でしたがテントは10−15張りほどありました。場所はけして広いキャンプ場ではないので15張りほどでもいっぱいに感じます。限界の数は20−25張りほどですのでハイシーズンは混むことが予想されます。

サイトには水場がありトイレもあります。人気のテントスポットは写真の手前側で木が生えている下あたりでテントを張っている方がたくさんいました。木の下でキャンプをする場合は早くからきて場所取りをする必要がありそうです。

高速道路の近くということもありましたが車などの騒音はそこまで気にならなく、むしろ海の音がすぐそばで聞こえて波の音を聞きながら寝れるとてもいいキャンプができました。

僕が滞在した時には、ソロキャンパーの方々が多く、グループで来ている方はほとんどいませんでした。ただ男性ソロキャンパーが多かったので女性のソロでのキャンプだと少し不安になるかもしれませんのでご注意ください!


しまなみ海道からのき方と費用&解説

先程、場所について説明しましたが見近島は伯方・大島大橋からしか行くことができません。また大橋からの道は一般道でつながっているわけではないので、徒歩、自転車、原付の方のみ島に行くことができます。残念ながら車で行くことは出来ないので、どうしてもキャンプをしたい方は、佐伯島か大島に車を停めてから徒歩で向かうのが唯一の手段となります。

ステップ① まず伯方・大島大橋に行きましょう。

まず最初に伯方・大島大橋に向かいましょう。橋の通行料についてですが原付の方は入口でお金を料金箱に入れてください。徒歩と自転車の方はそのまま入って大丈夫です。(2022年度の情報ですが原付の方のみの集金制となっていました)

歩いて、5分ほどで大橋の中央に見近島があるのが分かります。橋の中央あたりから分岐で島に渡れるようになっていますので、島への渡り方は目視で確認できます!

*何度も言うようですが歩道からのみとなっており自動車の方は侵入できませんので、あしからず。

ステップ② 橋の中央から分岐して島に渡りましょう。

大橋の中央部から上の写真のように分岐があるので、分岐に沿って進めば見近島に入ることができます。写真では見にくいですが標識も出ているので間違えることはほぼないでしょう。

キャンプ場へはそのまま道沿いに行くと終着点がキャンプ場となってます。大橋から見近島キャンプ場は結構の高低差があったので原付の方は楽に坂を登り降りできると思います。逆に徒歩や自転車は帰りに坂を登らないといけないので体力が必要です!

島にはキャンプ場以外にもちょっとした休憩場やトンネルがあったりするのでキャンプ以外の観光の方も行ってみてください!ピクニックやちょっとした観光ができるとても良い穴場スポットです。

 レンタサイクルで行く場合の費用と出発地点について! 

しまなみ海道でレンタサイクルする場合は何箇所か借りられる場所があるようですがお勧めは「しまなみレンタルサイクル」ですね。おすすめの理由として大きいのが、サイクリングのターミナルが計10箇所もあり、乗り捨てや途中で借りることができる点が素晴らしいです。

また料金も一日に2000円(借りる自転車による)で借りられるので費用も高くはないです。保証料金が1100円ほどかかりますが、借りた場所で返すと返金されるシステムですので島を一周して戻る場合などはお勧めです。

ターミナルは広島の尾道側と愛媛の今治側にあるのでどちらからも出発&返却が可能です!ホームページに詳細や料金一覧があるので気になる方はチェックしてください!


見近島キャンプ場の感想と注意点

最後に実際、見近島キャンプ場に行ってみた感想になりますが、一言でいうと上級者向けのキャンプ場だと感じました。

なぜそう思ったかというとずばりアクセスです。車で行けない立地上の理由により、徒歩、自転車、原付でしかキャンプ泊ができませんが、そのためには荷物をコンパクトにまとめる必要があります。

初心者キャンパーや初めての方にとってはその時点でギアの選定や荷物の選択が難しいでしょう。バックパックやリュック一つに最低でもテントと寝袋をパッキングしなければいけませんし、コンパクトなキャンプギアは総じてお値段も高いです。

また狭いキャンプ場なのですぐ隣のテントの音が聞こえる点やトイレがとても綺麗とは言えないのも初心者さんにはハードルかもしれません(キャンプ場のトイレは綺麗ではないことが多いですが笑)

しかしながら、旅慣れている方やある程度キャンプ泊をしている方にとってはまさに行ってみたくなる興味深いキャンプ場です。筆者も年間で結構な日数をキャンプで過ごしていますが、なかなかこういうったユニークなキャンプ場に出会うことは少ないです。

注意点①

到着する時間帯には注意しましょう!どんなキャンプサイトでも同じですが暗くなってから場所選びやテント設営をするのはお勧めしません。特に見近島キャンプ場はフリーサイトで場所も広くないので近くで宿泊しているキャンパー同士のトラブルの元となります。

注意点②

食糧の調達は必ず、到着前に済ませましょう!近くにコンビニなどはありません。原付でも往復で30分以上はかかるので食料は事前に買ってから向かいましょう。またテントやギアを残して遠出するのもソロキャンパーが多いという性質上、盗難や予期せぬ事故の元となり得ます。自分の荷物の管理は徹底した方がいいでしょう。

注意点③

混んでいる際に砂浜でテントを張れるかもと思うかもしれませんが、砂浜は満潮で完全に海で満たされてしまうので荷物やテントを張るのは絶対にやめておいた方がいいです。(ないとは思いますが笑)干潮の際は潮が退くので勘違いしやすい点も注意してください。

最初にアクセスの難しさや注意点を上げましたが、それが逆に慣れているキャンパーにとっては面白い要素の一つとも言えますね。一般のキャンプ場には飽きてきた玄人キャンパーに是非おすすめしたい場所です!!

以上が見近島キャンプ場についてでしたが、他のアウトドアの情報も違う記事でまとめていますので興味がある方は是非ご覧ください!

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